親の願いと子の思い
こんにちは。大学生のヌリグスリです。
親子を見て、ふと思ったこと。
親は、子供にこう育ってほしい、という願いがあると思います。
しかしながら、それが子供の意見とは一致しないということはよくあります。
例えば、習い事。例としてピアノをあげます。
教養として子供にピアノを習ってほしい、と思って、子供をピアノ教室に通わせる親は多いです。
たいていは親が以前ピアノをやっていて、それがよき経験になっているので、親は子供にもピアノをやらせてあげたいと思い、教室に通わせます。
しかし、子供のほうは、最初は楽しくやっていても、そのうち習い事に行くより友達と遊びたい、ピアノの練習中に親が口出ししてくるようになって楽しくない、と思うようになり、ピアノをやめたくなってしまうことがあります。
この時に子供の気持ちを優先して、ピアノをやめるか、親の気持ちを優先して、継続して通わせるか。
僕の意見としては、子供が小学生の時くらいまでは、親の意見を優先させた方がよいと思っています。
子供はどうしても目先のことが一番大事で、将来のことをよく考えることができません。
将来の夢がそのよい事例じゃないでしょうか。
子供の将来の夢はあまり現実味がないことが多いです。
なりたい職業ランキングには、必ずスポーツ選手が入ってきます。
去年はYouTuberが入ってきて話題になりましたね。
どの職業からも、子供は好きなことを仕事にしたいと考えていることが分かります。
しかしこれらの職業はほんの一握りの人しかなれない、現実味のないもので、大きくなってから、例えば大学生がこれらの職を目指しているのは稀でしょう。
目指すのはよいことですし、小学生のうちから現実を見ろと言っているのではなく、子供が将来を正しく見据えることができない例として書きました。
それに対して、大人はすでに経験を積んで、様々なことを知っているので、子供の将来をリアルに考えることができます。
子供がまだ大きくないうちは、親が子供にとって良いと思うことをした方がよく、結果そちらの方が正しいことの方が多いです。
子供が大きくなったときに子供自身がそれを後悔することは少ないと思います。
ただ、自分が昔ピアニストを目指したが挫折したため、我が子に夢を託したいとピアノを習わせるのはよくないでしょう。
ここで話す親の願いとはそういう意味ではありません。子供自身の将来を考えての親の願いです。
中学生以降は、子供は自分の将来について、よく考えることができるようになるので、親の意見を無理に押し付けず、子供を応援する必要があると思います。
ちなみに僕は、割と親の意見を素直に聞き、反抗期を迎えることなく大学生になりました。
決して親に押さえつけられていたわけではなく、ある程度自由にさせてくれていたからだと思っています。
ただ小学生の頃はよく叱られ、厳しく育てられました。
門限も友達より早く、いつもみんなの輪から早めに抜けて帰宅していました。
小さいころは親の誘導が必要ですし、大きくなってからは逆にあってはいけないです。
子供の成長に合わせた親の関わり方が大事だと思います。
何年も先の話になりますが、僕が親になったら、気を付けたいことの1つです。