ことわざ検証 「急がば回れ」
こんにちは。大学生のヌリグスリです。
ことわざっていろんなものがありますよね。
日本だけではなく海外にもそのような類のものが数多くあります。
どれ昔の人の経験に基づく、長く言い伝えられてきた教訓です。
日本では小さいころから学校でことわざを習い、多くの人に大切にされ受け継がれています。
しかし、さすがに古すぎはせんかと。
現代においてはもう通用しないのではないか、と僕は考えました。
そこで今回は、今でもことわざは真実を言っているのか、実際に検証します。
もしことわざに改善の必要があるのならば、僕が勝手に作りたいと思います。
今回検証することわざは、急がば回れです。
一応、ことわざ辞典で意味を調べておきました。
急いで危険な近道をするよりも、遠回りをしても安全確実な道を行く方が、かえって早く目的地に到着することができるということ。
明鏡 ことわざ成句使い方辞典より
室町時代の、琵琶湖を渡るのに、突風で転覆しやすい船を使うより遠回りでも陸路で行く方がいいよ、という意味の和歌が由来のようです。
超古いということが分かったところで、検証の方法を紹介します。
検証方法
- 大学から3.3キロ離れた閉店間際のカレー屋さんに急いで向かいます。交通手段は自転車です。
- 2日間同じカレー屋さんに行くのですが、異なるルートを通ります。1日目は最短だけど道幅が狭いため危険で、複雑で迷いそうなルート、2日目は道幅が大きい主要道ですが、約0.7キロ距離が長いルートです。
- 2日間とも3時から4時の間で行います。
ルールは以上です。結果を見てみましょう。
検証結果
1日目(近道)15分45秒 2日目(遠回り):12分58秒
でした。
結果としては、4分43秒、遠回りルートは近道ルートの約82%の時間しかかかりませんでした。
つまり「急がば回れ」は現代人にとっても有効な教訓だということです。
遠回りルートでは、道幅の広い道路を通ったことで、スピードが出せたので早く着くことができました。
近道ルートで迷うことはなかったのですが、時々マップを見ながら向かったので、遅くなってしまったのかな、と思います。
それぞれの平均速度は、近道:12.6km/h、遠回り:18.5km/hです。
信号ですが、近道ルートは4か所、遠回りルートは6か所通過したのですが、どちらも2回引っかかったので、今回のタイムにはあまり影響しなかったように思います。
昔の人たちってすごいですね。
悔しいのでまた別のことわざでリベンジしたいと思います。