ベロモービルへのあこがれ
こんにちは。大学生のヌリグスリです。
最近見たYouTubeの動画の中に、めっちゃ気になるものがあったので紹介します。
それがこちら。
海外のロードレースの中継なんですけど、レースそっちのけで、プロの選手の横を悠々と並走するおじさんを実況しています。
この人が、乗っている自転車は、普通の自転車とはちょっと違って、ベロモービルという自転車です。空気抵抗を減らすために、自転車に覆いが付いています。
もともとはリカンベントという自転車で背もたれが付いているのが特徴です。普通の自転車より前から見たときの面積が小さくなり、しかもペダルを踏む効率が通常の自転車より良いので、リカンベント自体結構速いです。
ベロモービルはさらに空気抵抗を減らしているので、めちゃめちゃ速くなります。
人力の乗り物での世界最高速度は、139.45km/hなのですが、この記録を打ち出した自転車「Aerovelo」はベロモービル型の自転車です。
Aerovelo's World Record Speed Runs in Eta, 2015
運転手が完全に覆われる形状のものもあり、雨の日でも乗ることができます。自動車の代わりに利用するのにとても便利そうなのですが、日本ではほとんど見られず、海外でも普及しているとは言えないそうです。
ベロモービルが普及するためには、道路の整備が必要です。最初に紹介した動画内でもありましたが、オランダでは、自転車にとって都合のいい道路が整備されているので、ベロモービルでの走行が可能になります。ベロモービルは早いといっても人力ですので、日本では車と一緒に車道の真ん中で走行するのは難しいと思います。また、幅をとるので、普通の自転車と同じように車道の端を走行するのも、なかなか厳しいですね。
日本でベロモービルが行き来するような時代が来ることを想像するとわくわくしますね。早く来ねえかなあ。
